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Macintosh SE/30の分解手順〜その4

マウスについて
Macintosh用のADBマウスは、大まかにSE/30発売当時の角形マウスと、現行の丸形マウスの2種類が存在します。
さらに角形マウスを分類すると、読みとりの方法で接触式と非接触(光学)式があります。接触式はエンコーダー部の円盤に接点があり発生するパルスをカウントしていましたが、接触不良を起こしやすく改良品の非接触(光学)式に代わりました。非接触(光学)式は光学式の通りエンコーダー部の円盤のスリットを通過する光のパルスをカウントする方法で、現在に至る純正マウス全てに採用されています。
マウスの重さを左右するボールの方式では、鉄球、鉄球にゴムをコーティングした重いマウスと、ウレタンのボールを使った軽いマウスがあります。
マウスの善し悪しは使用感に尽きると言われます。
一般に白玉マウスの評価は高いようですが、軽量の黒球マウスを愛用する方もいるようです。

注意することはマウスの玉によってマウスパッドも選択する必要があると思われます。
軽い黒玉マウスは抵抗の無いパッドは玉が滑って正常にカウントされないこともあるようで、玉の清掃を繰り返すと、ウレタン製の玉は磨耗して正常なカウントが出来にくくなります。しかもウレタンの凹凸がホコリや手垢、脂を拾いやすく動作が鈍くなりやすいと思います。
これに対して白玉のマウスは自重がありますので、たとえばガラスの様な摩擦係数の低い(低ミュー)のパッドでもカウントミスは起こりにくく、清掃時にも磨耗が少ないので安心して洗浄できます。

どちらのマウスを使用しても定期的な清掃は必要です。特にツルツルしたパッドを使用したり、パッド自体を使用しない場合にはエンコーダー部のローラーに汚れが付着しやすく、ゴツゴツした移動感とかカーソルのブレ、最悪カーソルが動かない等の不都合が発生します。
このローラーにはプラスチック製の物と金属製の物がありますが、清掃にはアルコール、綿棒、割り箸等が最適です。金属(マイナスドライバー)で削ることも出来ますが、ローラー自体に傷をつけて再生不能にしますので注意が必要です。
ローラーが金属製の物は汚れを長期間放置しますと金属部を浸食して使用感の低下につながります。

黒玉も白玉もボール自体は中性洗剤を付けて手で洗浄します。
マウスの外装は分解して歯磨き粉やクレンザーを付けた歯ブラシで洗浄します。組み立てるのは、よく乾かしてからにして下さい。

裏のテフロン製のシールが無くなった時にはテフロンテープを入手するか薄い敷居滑りテープを切って付けます。


マウスの修理
黒玉マウスはどうやら白玉に比較して壊れやすいようです。
特に、裏のテフロンシール、ボタンのマイクロスイッチ破損、ボタン自体の熱溶着部の剥離等の症例が多いようです。
手元にこれらの破損した黒玉マウスが有りますので修理の解説をします。(白玉では各部のパーツが多少異なります)

先ず、裏のネジを外4本外します。
次に内部の基板を外します。(ケーブルを痛めないように注意)

ボタンの熱溶着部の修理
上蓋の裏を見ると数カ所熱で溶かして固定した部分が確認出来ます。ボタンが均一に押せなかったり手応えがフニャフニャする時にはここをチェックして下さい。もしも壊れているときには接着剤で固定します。私は『ホット・メルト』という樹脂を熱で溶かして接着剤にする物(ホームセンター等で千円程度)を使用しています。

マイクロスイッチの交換
基板のパターン面からハンダゴテとハンダ吸い取り器(注射器の様な形)か吸い取り線(銅の網状の物)を使ってマイクロスイッチのハンダを除去します。
マイクロスイッチを分解すると内部のパーツが折れているのが解ります。再使用は出来ませんし、購入すれば百円程度ですから交換しましょう。マイクロスイッチはオムロンのD2F-01等を用意します。外した現物を見せて購入するのが間違いがありませんが、この部品は入手が楽なようです。同一の形状で金属の板の付いたD2F-01L等は金属板を外せば使えます。
マイクロスイッチを外した部分にパーツの向き(印刷面に注意)に注意して新しいスイッチを付けてハンダで固定します。


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